モイーズ監督解任騒動

タオバオ

マンチェスター・ユナイテッドが22日、デイビッド・モイーズ監督を解任した。就任10ヵ月でのスピード解任となり、奇しくも25日に51歳の誕生日を迎える前に就任51試合での更迭となった。今季終了まで1軍コーチ兼選手のMFライアン・ギグスが暫定的に指揮を執る。

　周囲の反応が解任に拍車をかけた。20日に敵地で行われた古巣のエヴァートン戦ではモイズ監督の座るベンチの後ろに死神のコスチュームに身をまとったエ ヴァートンファンが呪いをかけるかのように鎌を構える姿が映されていたほか、スタジアム中の敵サポーターからブーイングを受け続けた。

　0-2で完敗した翌日に解任報道が速報で流れると、玩具会社レゴまでもがツイッター上で「♯モイズにタクシーを？」とレゴブロックで本拠地オールド・トラフォードの外にスーツケースを持ってタクシーに乗ろうとするモイズ監督の画像を掲載。

　また、「モイズが近日中に解任」という報道を受け、大手ブックメーカー各社も同監督の解任に関する賭けを差し止めていた。

　次期監督の有力候補には今夏のワールドカップ後にオランダ代表を退任予定のルイス・ファンハール監督が挙がっているほか、アレックス・ファーガソン前監督の復帰も囁かれている