みんなの党の渡辺喜美代表は7日、国会内で緊急記者会見を行い、化粧品販売会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から計8億円を借り入れた問題の
責任をとるため党代表を辞任すると表明した。離党と議員辞職は否定した。平成21年8月の結党以来、5年近くトップとして率いた渡辺氏の代表辞任で、みん
なの党は存続の危機に直面しそうだ。
渡辺氏は会見で「党勢拡大のためにお金を借りた。違法性はないが、党に迷惑をかけたのは事実だ。党首としておおいに反省している」と辞任の理由を説明した。「一兵卒として邁進(まいしん)する」と強調し、代表復帰の可能性については「考えていない」と語った。
渡辺氏は、吉田会長から参院選直前の22年6月に3億円、衆院選直前の24年11月に5億円を借りた。3月27日の説明では「個人的に借りた」とし、党に貸し付けた2億5千万円をのぞく5億5千万円の使途については説明を避け、「手元にない」としていた。
ところが、7日の会見では、5億円分は夫人の口座で「保管していた」と説明を変えた。残りの5千万円を含め7日に全額を吉田会長に返済したという。
渡辺氏は問題発覚後も代表続投の意向だったが、党内からも「説明責任を果たせていない」「党のイメージを傷つけた」などの批判が噴出。党最高顧問の江口克彦参院議員らが公然と代表辞任を求めるなど、代表辞任論が拡大していた。
みんなの党は8日の役員会で後任の代表選びを進める。現有勢力は衆院9議席で、参院13議席。当面は浅尾慶一郎幹事長を中心に党運営を担う見通しだが、みんなの党は「渡辺商店」と呼ばれるほど渡辺氏が強い指導力を発揮してきただけに、党勢回復は困難とみられるタオバオ代行
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